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入手困難により希少性の高くなったフォアグラ。フレンチ好きなグルメな知人の話でも、フォアグラはもう入らなくなるだろうと言われておりました。
久しぶりの俺のシリーズに伺ったのは、もしかしたら最後かもしれないフォアグラを味わおうという目論見。
7種類のフォアグラ料理を、ラインナップしていました。
俺のシリーズといえば「なみなみ」泡
チェーン店の動向を調べていても、生ビールの価格は急上昇!700円を超えるところも多くなってきました。
飲み放題以外で、迂闊にビールを連打するとそれだけで、飲食単価が跳ね上がってしまうという状況に…。で、いつもは生ビールですが、最初から「なみなみスパークリングワイン」に。
見事な表面張力で、乾杯不可(^_^;)落語の酒を飲む所作よろしく、口を近づけてすすります。
ロリマー・スパークリング・ロゼ。オーストラリアの辛口です。
品種は、シャルドネ、ピノ・ノワール、シラーで、いちごのような果実味にタルトのような香ばしいニュアンス。サーモンやトマトの前菜と相性バツグン!と書いてあります。
タルトのニュアンスは馬鹿舌にはさっぱりでしたが、いちごのような甘い香りとは裏腹に、キリッとした辛口はギャップ萌えです。
ということで乾杯!
お通しは「鶏胸肉のムース」。手のかかっていそうな一品です。塩分も強めで、これだけで一杯飲めそうです。
前菜に、オーダーしたのは「ウニ、海老、ホタテ、オマールのコンソメジュレと季節野菜のフォンダン」。
季節野菜はアスパラでした。手の込んだフレンチが1000円ちょっとでいただけるのは、俺シリーズの圧倒的な強み。
もう一皿は、「白レバーとラムレーズンのムース」こちらも748円。
フォアグラもですが白レバーも希少な食材。
鶏の脂質が芳醇な白レバーに、ラムレーズンの甘みが溶け込んで、美味。レバーには甘みがマッチするというのを実感させられるお料理でした。
そして辛口の泡がよく合います。
本日の本命!「牛フィレ肉とフォアグラのロッシーニ」
俺のシリーズでのスペシャリテといったらこちらでしょう。
他にも、パイ包みやプレミアムグラタン、リゾット、フォアグラ大根、さらにはデザートまでありましたが、やっぱりこちらをオーダー。
思わずアップ。
ミディアム・レアに焼いた「牛フィレ肉」に高級食材の「フォアグラ」を重ね、香り高い「黒トリュフ」を贅沢に使用した「ペリグーソース(マディラ酒をベースに、フランスのペリゴール地方の名産である黒トリュフをたっぷり使った贅沢なソース)」をたっぷりとかけ、「俺のフレンチ」を代表する逸品に仕上げています。
そして背後からも激写。肉厚さがわかります。
とりわけ上手な方に切り分けて頂きます。
お肉の焼き加減も見事なミディアムレアで、麗しいロゼの断面があらわになりました。
ここで、白泡のボトルを追加。先程のロゼと同じブランドの「ロリマー・ブリュット」。
品種はシャルドネ、ピノ・ノワール。JALのサクララウンジでも採用された実績もあり、すっきりとした喉越しは食欲をそそる最初の一杯としてオススメ。
とのことですが…ロッシーニと合わせてしまいました(^_^;)
赤でもよかったのですが、温かい日だったのもあって、ガブガブ飲める方を優先。
白泡でも改めて乾杯!
この日は二人での会食でしたが、普段は4人ほどでシェアする高級食材。2人で分けるのは贅沢でした。
切り分けているとき、少し筋が多そうに思われましたが、食べてみたらそんなことはなく、柔らかいフィレ肉と、ほろ苦いペリグーソースが渾然一体となって至福のひととき。
脂質の塊で、口の中でゆっくりととろけるフォアグラ。添え物であるマッシュポテトもぬかりなく、次々に変化する口福の連続。
もしかしたら、これで最後なのかも…という思いで、一口一口を噛み締めました。
美味しいけれど、色々ある食材なので、世界的に禁止されるのも無理ないところもあり。感謝の気持ちを忘れずに最後まで食しました。
シメとデザートで口福と満腹
シメには「渡り蟹のトマトクリームリゾット」。
リゾットも数種類あるので、どれにしようか迷いましたが、ご一緒した方が「渡り蟹は剥いてあるのか」という質問に、「剥いて中に入っている」との回答で、こちらに決定。
上にオームの足のように飛び出る渡り蟹トッピングもありましたが、リゾットもしっかり蟹風味。
お米の硬さももちろんアルデンテで、食感が残っています。濃厚なトマトクリームと、渡り蟹の溢れ出るアミノ酸が染み渡ります。
パスタも好きですが、リゾットもなかなか。
最後に流行りからだいぶ時がたっていますが、デザートに「特製!生搾りモンブラン」。
にゅ~。
にゅ~。
出来上がり。動画で撮らんかい…(^_^;)
店員さんに「だいぶ量が多いですがどうします?」と聞かれ、「もちろん二人でシェアで」と答えましたが、二人シェアでもなかなかのボリューム。
こちらも取り分けてもらい…
どっしり。
中はケーキではなく、アイスと焼いたメレンゲで、普通のモンブランよりもライトに頂ける仕様。
とはいえ、ここで一気に血糖値が上がるくらいに、甘く、栗ペースト部分はねっちり食感で舌にまとわりつくので、飲み込んだ跡にも美味しさが持続。
モンブランは、栗ペーストのザラつきが若干苦手だったので、美味しいモンブランを食べたら、もっと良さを実感できるのではないかと思い、割りとお腹いっぱいの状態で無理してオーダーさせてもらっちゃいました。
おかげで、苦手意識の克服と口福と満腹が一緒に訪れました。
俺のシリーズは、コロナ禍で閉店してしまった「赤坂店」によくお邪魔していたのですが、いつも満席で賑やかでワイワイしているイメージだったのですが、「神楽坂店」はとっても静か。
ご近所の方が、軽くランチに来ているような雰囲気で、さっさと食べて、1時間ほどであっさり退店していくお客さんが多かったように思います。
私たちは、休日のランチにフルコースという贅沢なひとときを過ごせました。たまにはいいよね。
迷うことはないと思いますが、大通りから一本入った通りにあります。
ハイコスパは変わりませんが、物価高という時世のせいもあり、ちょっと高くなってしまった印象。早く良い時代が戻ってくることを願います。
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